電子書籍は発展したか

 2013年、電子書籍は随分盛り上がったように思ってます。YouTubeニコニコ動画 等に比べると、まだ一般的ではないですが、一年前に比べ、電子書籍を買ってる人の話を聞くのは珍しくなくなりました。また実際には買ってなくても、興味を持っている人も多いです。電子書籍が一般的になるには、まだ数年かかるでしょうが、大きな前進のあった1年だと思います。
 でも…電子書籍のラインナップは増えましたが、発展したと言うには物足りないです。売り方が以前とあまり変わっていないんですよね。セールはあるし、1巻だけ安くなっている事も多々あり、それは悪く無いのですが、まだまだ足りないです。


 例えば先日から、小学館のコミック10作が、3巻まで期間限定で無料で公開されました。悪く無いキャンペーンだと思いましたが、改めて見ると、どれも古いんですよね。ほとんどが完結している作品で、ブックオフに行けば、少なくとも1~3巻なら、105円で買えるものがほとんどでしょう。もちろん、今から読んでも面白い作品ではありますが…今から、1巻あたり400円程度を出して買うほどの作品かと言われると悩みます。しかも、多くが20巻以上の作品です。これから購入するのに、420円×20冊~30冊と言うのは厳しいでしょう。
 こんな時、せめて250円くらいで売れないものでしょうか。


 電子書籍の目立たないメリットとして、紙の本よりも値段が柔軟に決めれられる事があります。例えば、発売から3年以上経った作品は2割引き、6年以上経った作品は4割引とか、考えて欲しいです。また、20巻以上の作品は、最初の10巻は割引とか、色々やり方はあるはずです。にもかかわらず、紙の本と同じように、十年前の本であっても、最新作と同じように「定価」で販売していては、無駄な在庫と大して変わらないように思います。
 一部の作品では、既に似たような事も行われていますが、作品を売るために、もっと電子書籍である事を生かして欲しいと思ってます。紙の本と違う、そしてユーザーの購買意欲を煽る、電子書籍の売り方をするようになる事が、電子書籍の発展に欠かせないと思ってます。