Kindle 本の売上部数が気になる方へ

 「Kindle 部数」で検索すると、2年近く前に私が書いた記事が、トップに出てきて驚きました。

http://comic-glutton.hatenablog.jp/entry/2013/06/12/225225


 そんなページを見る、部数とか数字好きの方に嬉しいお知らせです。鈴木みそのブログに、先週「2014年電子書籍の収支」が掲載されました。
 鈴木みそは、「銭」「限界集落(ギリギリ)温泉」などの作者です。以前は「ファミコン通信」でルポマンガを書いていたので、30~40代の男の方は、きっと見たことがあるでしょう。近年は、いち早く電子書籍をKDP(出版社を通さずに、直接 Amazon と契約)で販売して成功し、話題になっています。そして嬉しい事に、その売上部数や金額を、細かく公開してくれています。

http://www.misokichi.com/chinge/2015/02/2014.html


 出版社経由で電子書籍を販売している物は分かりませんが、直接契約の本は1年間で3万部ちょっとが売れ、600万円以上の売上になったそうです。さらに、Amazonプライム会員向け、毎月1冊無料で読めるサービス「Kindleオーナー ライブラリー」の分配金もあり、こちらが100万円弱。合計で約700万円が昨年の売上だそうです(出版社へのキックバックを除く)。
 好調に見えますが、出版社を通さずに電子版を販売している弊害のようなものもあり、詳しくはブログの方をご覧下さい。単に売上を公開しているだけでなく、セールで伸ばしたことなども書かれています。


 さて、ここで少し想像。「限界集落(ギリギリ)温泉第一巻」は、2年前から Kindle で販売されていますが、今でもコンスタントに売れています。発売直後だったり、話題になった時期なども終わり、時期による売上の変動が少ないと考えられます。更に、元々100円のため、セールによる影響も、大きくありません。この本は1年で5,401部売れたそうなので、毎日15部前後売れていると思われます。
 そして先程、「限界集落(ギリギリ)温泉第一巻」の商品ランキングを見たところ、Kindle本のコミックのジャンルで、944位でした。よって、現在の Kindle のランキング1000位前後は、1日15部程度の売上ではないかと思われます。
 ある1日の(あるいは、ある瞬間の)順位だけを元にした話なので、信用性はまったく無い「想像」ですが、目安にはなるのではないでしょうか。ちなみに、一週間1000位前後をキープしたといて、約100部。この5倍くらい売れると、色々な人が幸せになれると思いますが、そんな世の中になって欲しいものです。


 ちなみに、自身の Amazon での販売の経験を元に、出版業界の現状や意見についてを、「ナナのリテラシー」というコミックにまとめています(出版業界については1巻に収録)。業界の話とか好きな方は、是非読んでみて下さい。

限界集落(ギリギリ)温泉第一巻 ナナのリテラシー1